妊活日記〜そろそろ終わり〜
これまであまりブログを書く気になれず久々の更新です。
ブログ自体はちょくちょく閲覧いただいてるので嬉しいです。ありがとうございます。
夏は自分としては妊娠しやすい時期なのですが、2022年の夏にかすりもせずに40歳になりました。
少し検査をしようかな、、と思って卵管造影検査をしたら両側の卵管が閉塞しとると言われました。
1年前は妊娠してたのに?自然妊娠できませんと言われてショックでした。
夫もこの状況+不妊治療保険診療化も相まって体外受精を承諾しました。
こまえクリニックの先生から紹介状を出してもらって体外受精専門医に通っています。
低刺激で採卵するとこなので身体の辛さはさほどないものの、私が後屈子宮のせいなのか内診がめためた痛い。
採卵も震えてましたが痛い内診に採血みたいなプスッとチュ〜〜の吸い取りが加わるだけなので大丈夫でした。(この時は)
初回の採卵で1つ胚盤胞に育って、凍結。
私の血圧が高いので投薬して少し落ち着いたところで移植しましたが妊娠せず。
ガックリする間もなく次の採卵するも胚盤胞まで育たず全滅。
また採卵して1つ胚盤胞まで育って新鮮胚移植するかと思いきや移植日に育ちきっておらず後日凍結。
この2回の採卵めためた痛かった。
先生が卵巣探りながらブスブス刺されて死んだ。特に直近の採卵は不覚にも「うっ、、ううっ」とか呻めいてしまいましたわ。
片側だけで終わったから命拾いしたけど両側だったら辛かった。
ちつのトリセツて本を読んでオイルマッサージするようにしたら内診の痛みはなくなりました。
本日はその凍結胚の移植日です。
永らく不妊でもはや妊娠できる気がしないけど子供を妊娠して産んで育てたい気持ちはある。
こまクリの先生からはここの病院で妊娠しなかったらどこ行ってもしないと言われていて、その病院の基準をクリアした卵だし体調も整えている。
前回移植した時にてっきり妊娠した気になってたら判定日に妊娠してませんて言われてびっくりしてしまった。
フライング検査とかもしてなかったのになんでそんな風に思ったんだかともなるけど。
また同じ思いをしたら、、と思うと怖い。
40歳から不妊治療始めて保険適用は移植3回までだし元々その3回でダメなら諦めることに決めてるんだけど。
今回が2回目だから今回ダメだったら次でもう後がない。
そう思いつつ、そろそろ丸4年妊活して繋留流産も化学流産もして心も身体も疲れてるので早く終わりになりたいな、、みたいにも思ってて気持ちがはちゃめちゃです。
一方で不妊治療の通院で仕事も度々遅刻早退お休みしてるんだけど、職場の方も応援してくれて色々代行や交代、優しい声かけもしてくださって、、書いてて泣き濡れてしまいます。
保育園の登園日以外の通院は夫や実家の両親、妹といとこが子供と一緒にいてくれて。
周りの協力や励ましなくしてはとても続けてこれなかった。
感謝ばかりです。ありがたい気持ちでいっぱい。
そんなこんなでこの先の結果に関わらず、自分にとってこの数年間はかけがえのない経験になったのだと思います。
あともう少しで形はどうあれ妊活は終わるのだから今後は今まで以上に恩返しや恩送りをしたい。
ブログも細々続けていきます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
おでかけ日記〜妊娠はしてない〜
ごく短期間妊娠できた話〜やれることはやった〜
7/9に生理が来てから28日周期でいつもはきっかりまた来るところ、今月は予定日を過ぎた。
こまクリで早期の妊娠検査したところ、妊娠してます!となった。久々に妊娠できました。
が、5週の少し前で出血、、というか生理が来てしまった。化学流産なんだろな。
今週期は採血の結果もよかったし基礎体温もキレイだったし妊娠できそうだな、とは思ってた。
そのまま出産までいけるような気持ちは持てなかった。また流産しないか怖かったしお腹もずっと痛かったし。
Tちゃんを妊娠した時はあんま覚えてもないけど腹痛なんてなかった。。
ただ、久々に妊娠した事実は私をすごく元気付けてくれた。まだ望みはあるのかなあって。
それと同時に私はどの程度2人目の子供が欲しいんだろうかって気持ちも湧いた。
Tちゃんは妹か弟を欲しがっているけど夫は1人いればいい派だし。
また産休育休を取ってTちゃんと一緒にいる時間を増やすために2人目が欲しいだけのような気がしている。
それが目的なんだったら2人目作らずとも会社をやめればすぐ達成できるんだ。
仕事自体も不満が多くて妊活のための退職も考えたりもするんだけど、実際やめたら夫の給料だけでは、、となるからやめられもしないし。
そんなこんな堂々巡りの袋小路でドラマの24みたいに時間だけが減ってきているイメージをずっと持ってる。
生理の最中、宝塚の珠城りょうさん退団公演のライブビューイングに行ってきました。
以前、明日海りおさんの退団公演ライビュに行く予定だったのが流産の入院になってしまって行けなかったのです。
それをずっと無念に思ってたんだけど、珠城りょうさんのラストデイを見届けることで区切りを付けられた気持ち。
素敵だったなあ。。と思いつつ、13時半から19時前くらいまで子供預けて映画館にいて汗
退団公演を観るのはやめにしようと思いました。
迷いながらもも少し妊活は続けます!
流産の医学~テンダーラビングケアの大切さ~
昨年4月~5月にかけて流産し、同じ季節がめぐって来てあれこれ思い出すのでした。
ずーーっと流産したこと引きずっている。仕事の異動先も地獄で拗ねた気持ちの日々。
どうにか気持ちを切り替えて前を向きたい。と思っているところで出会ったこの本。
自身も胎児の父親として何度も妻との流産を経験したライターのジョン・コーエンさんの翻訳本です。
15年くらい前の本だけど古いな、と思う記載はあまりなかった。
体外受精等はとんでもなく進歩しているけど流産については本が出た当時とそんなにわかっていることが変わっていないように感じる。
・妊娠の起こりや流産の原因
・流産を防ぐ手立てとして行なわれている治療の検証
・米国の流産防止薬の薬害、公害と流産の因果関係
・臨床医や流産した夫婦へのインタビュー・著者とのやり取り等
本は大変分厚く内容も多岐にわたります。
序盤で著者の妻が流産してしばらく経ったある日に泣いていて、理由を聞いたら「流産した子の出産予定日だった」と言われ、自分と妻の流産に対する悲しみの度合いの違いに衝撃を受ける場面があります。妻の気持ちすごくわかるな~と泣いてしまった。
私も流産した子の予定日近辺に友達が出産したことがインスタにあがってて辛かったから。
驚いたのは不育症治療として知られているアスピリン投与・ヘパリン注射や夫のリンパ球注射といった方法に有効性があるとはいえないという研究結果が出ていること。
私も全然着床しないし流産するから不育症なのかなとかぼやぼや考えてて、上記のような処置をすれば妊娠するんだろうかとか思っていたけどハッとしたような。
医療の現場ではそういった治療をすることで妊娠に繋がっている現実もあるようですが。
本書で流産後に妊娠~出産するに大切なものは「テンダーラビングケア(TLC…心のこもった医療ケア)」と書いてあります。
テンダーラビングケアの有無で流産後にまた流産する場合と出産までこぎつける場合に大きな差が出るという研究結果があるそうで。
上記のような治療をする医師からも、患者はテンダーラビングケアを受けている、とも。治療法というよりTLCで妊娠しているのかもしれませんね。
自分は2回流産した頃はてんで受けてなかったな。と思った。
↑前回の記事で書いたこまえクリニックの放生先生はTLCの面からも妊娠に導いていると感じています。毎日のようにメルマガやノートを更新し多くの方を励ましています。
とはいえ私は先生にしばらく慣れず、、以下ブログを読んだ時、自分が書いた記事かと思いました笑 個人的には先生の看護師さんとの接し方が気になるけどこの記事のコメント欄に寄せている方のとおり淡々とした方だと捉えればいいのかな。と考え直して引き続き通ってます。
本の終盤では自然の「中絶」が作用せず、深刻な身体の奇形を持っ胎児や生まれてすぐ亡くなった赤ちゃんの事例が載っていた。
自分の子供が五体満足で生まれたことの奇跡を感じずにはいられなかった。
流産してからずっと感じていたモヤモヤした気持ちが本の様々なエピソードや事例を通して共感したり、繰返し起こってしまった流産のインタビューに胸を痛めたり、、本を読むうちに癒されたような気がした。本からTLCを受けたのかな。
流産した方には読んでみてほしいなと思う一冊でした。
仕事も永らく辛かったけど気分が晴れてきて、席替えしたりで毎日接する面々が少し変わったら大分楽になった。
卑屈な気持ちで出勤するのも飽きたし小さい楽しみをみつけてとりあえず続けてる。
そのうちまた妊娠して産休育休取って子供と一緒にいる時間長くなるとよいのだけど。
まあ、気張らずに行きます。
不妊治療の不都合な真実〜こまえクリニックに通う〜
読んだ本は楽天roomにも載せています↓
不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」〜まずは勉強する〜
その昔に先輩から不妊治療で500万位お金がかかったという話を聞き、我が家は金銭的な理由から不妊治療はできないなとずっと思っていた。
Twitterで専門用語を見かけることもあったけど、知識としては海堂尊のジーン・ワルツで触れた程度。
が、その後も生理が続き、職場に不妊治療の末に出産された方がいることも知ったところで出会ったこの本。
産婦人科医の浅田義正さんと出産ジャーナリストの河合蘭さんの共著です。
不妊治療で行なわれる検査の目的や内容、各種治療方法の詳細の紹介等網羅されており、専門用語の意味や不妊治療の流れが理解できた。
浅田先生のクリニックでは大体このくらいといった費用の記載もあり、これから不妊治療しようと考えている方の助けになる本だと思った。
医療の現場から見た、懸念事項も興味深かった。不妊治療の法整備の遅れは少子化対策してるおじさん達が読んで勉強していただきたい。
多胎妊娠はあまり考えたことがなかったけど急に2.3人同時に育てる事態、、と思うと深刻さがよくわかった。
読み進める中で卵子の老化については今なお克服できず、日本では妊娠できない不妊治療が大量に行われている。。といった記載が悲しかった。
そうかと思えば芸能人は高齢での妊娠報告をたくさん目にするし。
エネルギッシュな方はエイジレスなのだなあと驚くばかり。
本を読んだ後も自分はどうしようかなと思っているけど、この前産まれたばかりの妹の子供に会いに行ったらとってもとってもかわいくて。
それが答えなんだろうなあ。。
読んだ本は楽天roomにも載せています↓