女を忘れるといいぞ
あたそさんのエッセイ本です。
一時期本屋さんに入口にたくさん置いてあって、「ん?」と思うタイトルと素敵な表紙のイラストに惹かれたんだけど積ん読多いからなと手に取ってなかったものをやっと入手しました。
母親から「ブス」と言われ続けて容姿にすごくコンプレックスがある女性が書かれた御本です。
あたそさんのフィルターを通した日々のあれこれが綴られています。
私も自分の母親や容姿はいろいろ思うことがあって、昔だったらそういうところに終始共感したと思う。
この本を読んで一番思ったのは、子供にかける言葉や態度がその子の人生によくも悪くもついて回るんだな、ということ。
母親や家族との関係が読んでてすごく悲しかった。
別に本人は悲しむ風ではなく、自分がそう感じただけなのだけど。
私少し太めだし抱きしめてあげたいなって思った。ポチャ感をもっと付けないと物足りないかも。。
ずっとツイッターのツイートとか筆者の独特のセンスがすごいなあと思っていた。
育った環境に裏打ちされたものや海外に出て培った体験から生み出されているんだな、というのがこの本を読んでよくわかった。
あとは気持ちを文章に書き出す行為というのが胸に残った。
私は文章を書く時は逆に取り繕った風に書いてしまうから見習おうと思いました。
また新しい御本を出されているようなので読んでみたいと思います。