やれやーれの日記

やれやーれの育児、読んだ本等の雑記です

産声が消えていく

出先のコンビニでタイトルがぱっと目について購入しました。

読後感がすごくよかった。で、すぐに再読し始めました。

2005年の出版でやや描写が懐かしい感あり。


始めに人出不足の中、懸命に手術を行なうシーンから始まります。

二件の帝王切開手術を切迫した状況で進めたものの、うち一件が医療訴訟に発展してしまいます。

センセーショナルなオープニングから、一旦お話は過去に戻り、現在に流れていきます。


本書はフィクションですが、産科医療の現状や問題点が数多く挙げられ、作者ご本人もお医者さんをされているそうです。

新卒の男性医師が主人公で、どんな患者も救急で受け入れる方針の病院に勤務し、そこで起こったあれこれが描かれています。

私も妊娠中に入院し、お医者さんや看護師さんには大分お世話になった方で、様々なご苦労に頭が下がる思いです。

出産直前のシーンや、赤ちゃんが産まれたシーンとか涙ぐんでしまった。

・妊娠中の方、経産婦

少子化

・産科医療

などに興味がある方はおすすめです。

海堂尊ジーン・ワルツマドンナ・ヴェルデも産科医療を扱った小説でよいです。

産声が消えていく (祥伝社文庫)

産声が消えていく (祥伝社文庫)

ジーン・ワルツ (新潮文庫)

ジーン・ワルツ (新潮文庫)

マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)

マドンナ・ヴェルデ (新潮文庫)